WavPackをCD-Rに焼いてみよう
はじめに
WavPackはロスレス圧縮なので、解凍すれば元のCDと同じものが出てきます。
WavPack等のロスレス圧縮でパソコンに保存したり、バックアップで他のハードディスクに
保存しておけば、いつでもCD−Rに焼いて元に戻すことができるので、この観点から
CD−Rに焼く必要はほぼありません・・・。(CDしか聴けないカーステに持ち出すときぐらい?)
WavPackで説明しますが、基本的には他のロスレス圧縮でも同じ感じでCD−Rに焼くことが
できます。圧縮されているものを解凍(Wav)して、CueSheetを指定して焼くという流れです。
WavPackの解凍
まずはじめにWavPackを解凍します。
管理人が作成したEasyWavPackというソフトで変換したものであれば、
自己解凍形式なので、拡張子をwv→exeにして開くだけで解凍されます。(Windowsのみ)
解凍したいファイルを2回クリック、または右クリックの名前の変更を選びます。
拡張子wvをexeにします。
後はファイルを開くだけです。(通常はダブルクリック)
解凍が終わるまでしばらく待ちます。
解凍前のファイルと同じフォルダにCueSheet(.cue)と音声ファイル(.wav)ができます。
以上で解凍は完了です。
このほかにも管理人作成ソフトのEasyWavPackの実行ファイルにドラッグ&ドロップでも
解凍できます。この場合は埋め込まれているファイルも解凍されます(jpg,log)
CueSheetの編集
次にCueSheetのファイル指定を確認します。
解凍して出てきたCueSheetをメモ帳等のテキストエディッタで開きます。
開くとCDの情報が書かれているものが見れます。
この中からFILEで始まる行を探します。上のほうにあることが多いです。
このダブルコーテーション「"」で囲まれているファイル名に解凍して出てきた
音声ファイル「.wav」を指定します。
こんな感じです。(上の場合は拡張子をwvからwavに変更しただけ)
FILE指定はWavPackを作成したときの元ファイルが指定されていることが
多いので、作成された環境によっていろいろ違うかもしれません。
ちなみに管理人作成ソフトのEasyWavPack(v1.2以降)でドラッグ&ドロップして解凍した場合は
自動でFILEのファイル指定を合わせるので、この作業は不要です。
EACでCD−Rに書き込み
続いて、EACでCD−Rに書き込みを行います。
EACを起動します。
画面左のWRIアイコンをクリックします。
CDレイアウトエディタが開くので「ファイル」−「CUEシート読み込み」をクリックし、
解凍して出てきたCueシートファイルを選択します。
特に問題がなければエラーを出さずに読み込めます。何か問題がある場合は、エラーがでますので
エラー内容に沿って対処します。
書き込むドライブにCD−RまたはCD−RWを入れます。
初回や書き込みに不安のある場合はCD-RWを使って試してみることをお勧めします。
(EACだとエラーがでて書き込みができないという話をよく聞きます)
CUEシートの読み込み、CD−Rを指定ドライブに入れたら、「CD−R」−「CD書き込み」を
クリックします。
CD書き込みオプションが表示されますので設定して「開始」をクリックします。
通常はそのままの設定で大丈夫だと思います。
書き込みが終わったら上記のようにメッセージが出ます。
以上でCD−Rへの書き込みは完了です。
一応正常に焼けたか確かめるために他のプレーヤーで再生してみましょう。