ドライブオプション設定

はじめに

ドライブオプションの設定を行います。EACを使う上でここの設定が一番重要です。
設定はどのドライブでも同じというわけではなく、各ドライブにあわせた設定が必要です。
(つまり複数のドライブを使っている場合はドライブごとに設定が必要)

設定する前に・・・

設定するドライブを選択し、音楽CDをドライブに入れます。

普通にインストールした状態ではCDを入れるとAccurateRipという精度よくリッピングするための機能(EACとは別のソフトとして動作しています)が働きます。
オフセットのことがよく分からない方はこのまま「Configure」をクリックします。
また、対応していないCDの場合はAccurateRipが起動しません。

*上級者の方へ
 オフセットが気になる方はAccurateRipを使わずに手動で設定することをおすすめします。
 AccurateRipの値は2006年に発覚した「30サンプルずれ問題」を考慮していないようです。


「Configure」をクリックしてしばらく待つと設定が完了します。OKをクリックします。
私が使用しているND-4551Aでは読み込み時に「+48sample」補正されます。
(この時点で読み込みオフセットが+48で設定されます。)


CDを入れてこの状態になったら設定の事前準備は完了です。

ドライブオプションの設定

EAC(C)−EACオプションをクリックします。


初回に注意書きが表示されます。

次回以降表示させたくない場合は「次回もこの情報を表示する」のチェックをはずします。
OKをクリックします。


左のタブから順番に見ていきます。
■取り込み方法

CDを入れた状態で「読み込み能力の検出」をクリックします。


数分待つと上図のように自動で設定を判断してくれます。
適用をクリックします。


自分のドライブの取り込み方法データをデータベースへ転送するか聞いてきます。
情報提供する場合は「はい」、したくない場合は「いいえ」をクリックします。


これで取り込み方法タブの設定は完了です。
手動でも設定できますが、できるだけ自動検出した設定を使いましょう。
取り込み時間が長すぎる等のトラブルが発生した場合のみ他のモードを試してみるといいと思います。
(ただし、正確にリッピングはできなくなるかもしれません)

手動で設定される方のために参考までに解説しておきます。
ここではセキュアモードのみの解説です。その他は読み込みモードの違いを参照ください。
次のドライブ特性に従ったセキュア取り込み
セキュアモードはエラーを検出し、オリジナルと同じになるように読み込みなおしたりすることを試みます。
だからこのモードが一番正確に読み込むことができます。
ドライブが正確なデータ転送能力を持つ
正確なデータ転送能力を持つ場合にチェックをいれます。
ドライブがオーディオデータをキャッシュできる
EACはエラー訂正のために何度かデータを読み直すことがあるので、ドライブにキャッシュできる能力があると、毎回同じ結果になってしまう。このこと をEACに伝えることによって防ぐことができます。だから、オーディオデータをキャッシュできるドライブを使っている場合はチェックをいれておきます。
ドライブがC2エラー情報を検出できる
C2エラーを検出する能力がドライブにあるとエラー訂正が楽になるので、読み取り時間が短くなります。このC2エラー情報をエラー訂正に使用するは傷のつい たCDなど読み取りにくいときにチェックするといいみたいです。見てわかるようにウィンドウの右下には「C2エラーに関する特性の調査というボタンがあります。これはC2エラーを検出できるのはいいが、ちゃんと正確な情 報かを調べるものです。つまり自動設定などでドライブがC2エラー情報を検出できると分かったとしても正確かどうかはわからないのです。なのでこういう機 能がついているわけです。
はっきりいって手動でこれだけのことを設定するのは不可能だと思います。
とってもドライブに詳しい人ならわかるかもしれませんが^_^;

■ドライブタブ

画面に説明が入っていますので別途説明はしません。
読み出しコマンドは「読み出しコマンドの自動検出」になっていれば問題ありません。
稀に、手動で設定して読み込めない場合もありますので、自動検出に
しておけば読み込めないことはないと思います。


■オフセット/速度タブ

このタブは上級者向けの設定です。ドライブのずれを修正するものです。
(EACの特徴的な機能のひとつです。EACが「正確」と言われている理由のひとつです)
詳しくはオフセットの設定を参照してください。
よくわからない場合は無視するか、「AccurateRip」を使用しておけば良いでしょう。

■ギャップ検出

ギャップ検出はCDの頭だしの時間を検出するものです。
間違った設定を行うと、曲の始まる時間がずれてしまいます。
ですので、ちょっと面倒ですが、きちんと設定しておきましょう。

ギャップの設定方法
1.検出精度を「安全(セキュア)」にする。
2.ギャップ/インデックス検出方法を「検出方法A」にする。
3.「OK」をクリックして一度ドライブオプションを閉じる。
4.キーボードのF4を押してギャップ検出を行う。
  同時にストップウオッチ等でギャップ検出開始から終了までの時間を測る。

5.測定した時間をメモし、一度ドライブを開閉させる(今、検出したギャップをリセットする)
6.同様にドライブオプションのギャップ検出設定で、
  ギャップ/インデックス検出方法を「検出方法B」、「検出方法C」にして時間を測定する。

3パターンで時間を測定し、一番速い検出方法を設定します。
参考までに、今回使用したドライブND-4551Aでは、
検出方法A
検出方法B 検出方法C
23.00秒
20.25秒
84.24秒
検出方法Bを設定値とします。

■書き込みタブ

書き込みをEACで行う場合の設定です。
書き込みオフセットも設定できますが、書き込みを行わない、オフセットを気にしない方は
設定しなくてもいいと思います。設定したい場合はオフセットの設定を参照してください。

ドライブが対応しているときだけですが、UPC/ISRC、CD-TEXTを書き込むように設定しておきます。


以上でドライブオプションの設定は完了です。
他にも細かい設定項目がありますが、各自のドライブに合わせて設定するといいと思います。

初期設定を続けたい方は「メタデータオプション設定」に進んでください。

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